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企業が派遣社員を雇うメリット・デメリットは?

派遣という雇用形態を2つの目線から捉えてみたいと思います。
まずは企業側から見てみます。企業が派遣社員を雇うメリット・デメリットは何でしょうか?
メリットとしてまず思いつくのが、お金の問題でしょう。派遣社員を雇うことで、人件費を大幅に減少させることが出来ます。正社員の人数を減らし、派遣社員を増やすことで、人材の採用・育成に関する費用はもちろん、日々支払わなければならない賃金も低く抑えることが出来ます。さらに挙げられるのが、人員整理のしやすさでしょう。正社員とは異なり、派遣社員は比較的簡単に「クビ」を告げることが出来ます。そのため、業務が増える繁盛期だけ派遣社員を雇い、仕事が一段落したら解雇するといったことも想定できるでしょう。
一方デメリットとしては、意思疎通がうまくいかなくなる場合があるということが考えられます。基本的に派遣においては、人材派遣会社・派遣先の企業・労働者本人という三者の間でコミュニケーションが図られますが、相互理解が進まないまま不協和音が生じることがあります。他には、自社の社員が少なくなり生え抜き的な存在が育たないこと、特定の派遣社員に企業のコアとなる仕事を任せにくいこと、なども考えられます。

続いて、労働者側から考えます。労働者が派遣という雇用形態を選ぶメリット・デメリットは何でしょうか?
メリットとしては、勤務地・日時を自由に選択することが出来ること、いろいろな仕事・業種に挑戦できること、未経験でもチャレンジできること、などが挙げられます。正社員という固定的な環境ではなく、仕事の内容やプライベートとのバランスを自由に調整できる場所で働きたいという意見が多いようです。
デメリットとして考えられるのは、やはり給料・待遇の低さでしょう。賞与を貰えないこと、いくら結果を出しても昇給しないこと、交通費が出ないこと、福利厚生が不十分であること、などが主なポイントです。他にも、社会的な地位や信用が得られないこと、いつクビになるか分からないこと、といった点もあるようです。また、デメリットとは少し違いますが、「正社員になれなかったから派遣で働いている」といった方も一定数存在します。

両者の視点からメリット・デメリットを考えてきました。企業側から見ても労働者側から見ても、一長一短であることが分かったかと思います。自社・自分に合った雇用形態を選んでください。

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